【徹底解説】コーティング ・メンテナンスボックスの使い方を紹介!
コーティング専門店やディーラーでカーコーティングを施工した際に、メンテナンスボックスが付いてくることがあります。
洗車の時などに使用することで、コーティング被膜を守ったり、なかなか取れないシミなどの汚れを除去しやすくなります。
ですが、複数の溶剤が入っているため、どれをどうやって使えばいいのかわからないという方が多いです。
また、説明書通りに使用したのにムラができたり、太陽光に当てるとギラギラになってしまったという相談も多く聞きます。
そこで今回は、当店で販売しているメンテナンスボックスを例に使い方を紹介していきます。
普段の正しいお手入れ方法がわからない方は、是非参考にしてみてください!
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【コーティング・メンテナンスボックスとは】
まずはメンテナンスボックスについて詳しく解説していきます。
『メンテナンスボックスの目的』
メンテナンスボックスはコーティング施工で表面に形成された被膜を守りつつ、愛車をキレイに保つためにあります。
コーティングを自分で塗り直すためのものと考える方もいますが、そうではありません。
被膜を劣化させないことが目的の溶剤と、表面のシミや汚れを取り除くことが目的の溶剤などが入っていることが多いです。
『コーティング・メンテナンスボックスの種類』
コーティングのメンテナンスボックスといっても、お店で施工したらついていくるものの他に、市販で販売されているものも多くあります。
どのメンテナンスボックスも同じように考えられがちですが、そうではなく選ぶ際には注意が必要です。
その理由としてあるのが、施工したコーティングとの相性とお店の保証です。
コーティングといっても、ポリマー系や油脂系、ガラス系などに分類が可能で、多くの商品が存在します。
それぞれで被膜の性質が違うため、それにあったメンテナンス溶剤を選ばないと被膜が劣化したり最悪の場合、剥がれてしまうこともあります。
次にお店で施工した場合の保証です。
コーティング専門店などは特に、施工後の保証期間が定められていることがあります。
保証条件として、お店で取り扱っている溶剤以外の使用はしないなどの条件が設定されていることがあります。
そのため、安く済ませたいからと市販の商品購入して使用したりした場合は、何かトラブルがあっても保証の対象から外れてしまう可能性があるんです。
このようにメンテナンスボックスはどれでも同じというわけではなく、使用する場合は注意する必要があります。
よくわからない場合は、コーティングを施工したお店に問い合わせしてみるのがいいでしょう。
【メンテナンスボックスの使用方法】
今回は当店で取り扱っている、メンテナンスボックスを例に使い方を紹介していきます。
※注意点など、ある程度は他のメンテナンスボックスの使用の際にも応用可能ですが、全く同じ使用方法ではありません。
必ずメンテナンスボックスに入っている、取り扱い説明書を読むようにしましょう。
『メンテナンスは屋内か屋根下で作業する』
メンテナンスですが、炎天下の中での作業は絶対にやめましょう。
ボディの熱などにより、溶剤やシャンプーが乾燥してしまい固着してしまうからで、水をかけても最悪の場合取れません。
特に大きいサイズの車や濃色車には注意が必要です。
屋根下で作業する場合も、ボディが熱くなっている場合は洗車前にしっかりと水で冷やしてからメンテナンスを行うようにしましょう。
もちろん普段の洗車でも夏場などは特に注意が必要です。
『必ず洗車をしてからメンテナンスをする』
コーティング後のメンテナンスは、基本的に洗車を先にします。
そのため、ほとんどのメンテナンスボックスに洗車用洗剤が入っています。
洗車をすることでボディ表面に付着した汚れを落とし、メンテナンス溶剤の効果をムラなく全体に付与することが可能となります。
また、ボディ表面に汚れが付着したまま塗布すると砂ぼこりなどを引きずってしまい拭き傷の原因となる可能性があるので注意しましょう。
メンテナンスボックスに洗剤が入っていない場合は、コーティングを施工したお店に相談してから相性の良いものを購入して、洗車をするようにしましょう。
洗剤の内容は中性のものがおすすめです。
洗車の注意点としてあるのが、いきなりシャンプーをするのではなく、まずは水だけで上から下に汚れを洗い流すことです。
そうしないと汚れを引きずってしまう可能性があります。
理想は高圧洗浄機の使用ですが、ない場合でも問題ありません。
また、シャンプーの際は汚れが多く付着している足回りなどは最後にして、ルーフ(天井)など上から下の順番で洗うようにしましょう。
『シミなどが目立つ場合はクリーナーを使用する』
洗車が終わった後はメンテナンス溶剤を使っていくのですが、シャンプーでは取れないようなシミが多くある場合はクリーナーを使用します。
ボディが濡れた状態で、専用のスポンジで表面を優しくこすっていきます。
使用量はドアやボンネットなど、ワンパネルで5円玉ほどの量を使用します。
この時に、シミを取ろうと強くこすると被膜が剥がれる恐れがあるので、優しく撫でる程度にしましょう。
シミがある場所のみ使用するとムラなどができる可能性があるので、使う場合は全体に使用するか、ドア一枚、ボンネットなどワンパネルごとでやるようにしましょう。
メンテナンスボックスによって使用方法が違うのですが、クリーナーは一般的に油分が多く含まれており、濃色車などはしっかり洗い流さないとギラついてしまう可能性があります。
使用後は水洗いのみでOKと書いてある場合でも、なるべくシャンプーをもう一度行う方がいいでしょう。
使用頻度としては1〜2週間に一回洗車している場合は一ヶ月に一回となります。
屋根下などに駐車していて、シミなどの汚れがない場合は使用する必要はありません。
『コンディショナーを使用する』
当店のコンディショナーは、犠牲用の被膜を表面に形成することにより本来の被膜を保護できます。
使用方法は、洗車後に濡れた状態でワンパネルにワンプッシュほどの量を、全体に吹きかけていきます。
その後は、専用のマイクロファイバークロスで水分を拭き取っていくことで、全体にコンディショナーを伸ばすことができます。
全面しっかりと水分を拭き取ったら完成です。
洗車の際は毎回使用しても問題ありません。(洗車は1〜2週間に一回が理想)
クリーナーも使用する場合、先に使用して最後にコンディショナーを使用する様にしましょう。
・洗車→ クリーナー → 洗車 → コンディショナー → 拭きあげ →完成の流れとなります。
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【メンテボックス以外のメンテナンスについて】
付属のメンテナンスボックスを使用した、メンテナンス方法についてお分かりいただけたと思います。
次にメンテボックス以外のメンテナンスについての注意点を解説していきます。
『自動洗車機の使用は絶対NG』
お手軽な値段で早く簡単に洗車ができるので、忙しい時など利用しがちですが、コーティングを施工している車は自動洗車機の利用は良くありません。
自動洗車機は十分にブラシのお手入れがされていないことが多く、ボディを硬いブラシで洗うため全体がキズだらけになる可能性があり、被膜の劣化や弾き方が悪くなることもあります。
また、通常洗車の他にもワックス洗車やメンテナンス洗車などがありますが、被膜が剥がれる恐れがあるだけではなく、通常のコーティング保証が受けられなくなる可能性もあります。
どうしても使用したい場合は『ノンブラシタイプの洗車機』を使用するようにしましょう。
『ディーラーでのメンテナンス』
コーティングをディーラーで施工した場合に関しては問題ないのですが、それ以外のGSや専門店で施工した車をディーラーのメンテナンスでキレイにするのはおすすめしません。
あくまでも車を売ることを重点においているため、お店にもよりますがコーティングに関する知識があまりないことが多いです。
そのため、施工したコーティングにあったメンテナンスを行えない場合があるからです。
また、メンテナンスではない場合でも車を預けた際に無料で洗車をしてくれるディーラーがあるのですが、ほとんどが自動洗車機なので、預ける際は自動洗車機は使用しないように伝えた方がいいでしょう。
【メンテナンスが充実しているお店で施工するのがおすすめ】
メンテナンスボックスの内容とその使用方法、それ以外のメンテナンスについての注意点を説明してきました。
ですが、メンテナンスなどお手入れ自体が苦手という人も多くいます。
お手入れを自分でやらずに愛車をキレイな状態で維持したいのであれば『アフターケア』の充実しているお店でコーティング施工をするのがいいでしょう。
コーティング施工にはメンテナンスが付きものなイメージがありますが、施工後の保証やメンテナンスを用意しているお店は少なく、万が一のトラブルが起きた際にも対応できないといったお店もあるようです。
実際にお店のホームページをチェックしてみて、施工後はどのようなアフターケアをしてくれるのかを調べてみるといいでしょう。
当店では施工後のアフターケアとして、以下のようなメニューを用意しております。
・施工一ヶ月後に無料点検
・ガラスコーティング施工車であればサイズ関係なく手洗い洗車が毎回1,000円
・保証期間内であれば有料メンテナンスを3つ用意
・コーティングの種類によっては2年目以降、年一回5年目まで無料でオーバーコートを実施
・コンディショナーやクリーナー、シャンプー、メンテナンスボックスの販売
アフターケアが充実しているお店を選ぶことで、安心できるメンテナンスはもちろん、ランニングコストを抑えることも可能です。
【最適なメンテナンスをして愛車をキレイに維持しよう!】
今回はコーティング施工後のメンテナンスボックスの使い方について紹介してきました。
メンテナンスを行う場合は、必ず洗車から行いボディ全体をキレイにしてから始めます。
ボディの状態によってクリーナーやコンディショナーを使い分けることで従来の被膜を劣化させず、メンテナンスが可能です。
濃色車の場合は、油分などがギラツキやすいので、クリーナーを使用した後はもう一度洗車をしたりして脱脂することでパリッと仕上げることができます。
市販のメンテボックスを使用したり、施工店以外でメンテナンスを行う場合は必ず施工店に相談してからにしましょう。
お店によってはコーティング保証の適用外となったり、性質の違うメンテナンス溶剤を使用するとコーティング被膜が弱ったり剥がれる恐れがあります。
メンテナンスなどのお手入れが苦手な人の場合は、コーティング施工時のお店の選び方として、アフターケアがしっかりしているかで判断するといいでしょう。
自分で行う場合も、お店に任せる場合も、上記で説明したことを守れば失敗することなく長く愛車をキレイに保つことが可能です!
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