親水コーティングについて専門店がわかりやすく解説!
撥水との違いから正しく知る。
カーコーティングを選ぶとき、「撥水」「親水」「疎水」という言葉を目にすることがあります。中でも親水コーティングは、水を強く玉にするのではなく、塗装面に広がりながら流れていくような性質を持つコーティングとして知られています。
ただし、「親水なら水シミができない」「黒い車なら必ず親水が正解」というほど単純ではありません。実際の汚れや水シミは、ボディカラーだけでなく、保管環境・洗車頻度・雨・花粉・黄砂・水道水など多くの条件に左右されます。
この記事では、1992年創業のカーコーティング専門店CBF BROSが、親水コーティングの仕組み、メリット・デメリット、撥水との違い、向いている車や保管環境まで整理して解説します。
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親水コーティングとは?
親水コーティングとは、塗装面に付着した水が強い水玉になりにくく、表面へ広がりながら流れやすい性質を持つコーティングのことです。
水滴の形を表す指標のひとつが接触角です。一般に、接触角が大きいほど水滴は丸くなりやすく、接触角が小さいほど水が表面へ広がりやすくなります。
ただし「何度以下を親水と呼ぶか」「疎水と親水をどこで分けるか」は、製品やメーカー、施工店の表現によって異なる場合があります。そのため、数値や名称だけでなく、実際に水をかけたときの挙動や日常のお手入れ性まで見て選ぶことが重要です。
COMPARISON
親水・撥水・疎水の違い
3つの違いを簡単に整理すると、水がボディ上で「どのような形になり、どう流れるか」の違いです。
| 種類 | 水の動き | 見た目 | 日常で感じやすい特徴 |
|---|---|---|---|
| 撥水 | 水が丸い水滴になり、まとまって転がりやすい | 水弾きが分かりやすい | 施工効果を視覚的に感じやすく、洗車時の排水も確認しやすい |
| 親水 | 水が塗装面へ広がり、面状に流れやすい | 大きな水玉が残りにくい | 強い水玉を避けたい人に好まれる一方、効果を見た目で感じにくい場合がある |
| 疎水 | 水を弾きつつ、まとまって引いていくように流れる | 撥水と親水の中間のように見えることがある | 名称や定義はメーカー・施工店によって差が大きい |
特に「疎水」という言葉は幅広く使われています。疎水という名称だけで性能を判断するのではなく、接触角、滑水性、排水性、被膜の耐久性、防汚性などを合わせて確認する方が実用的です。
MERIT
親水コーティングのメリット

大きな水玉が残りにくい
親水タイプは水が塗装面へ広がりやすいため、強い撥水タイプと比べると大きく丸い水滴が残りにくい傾向があります。雨上がりに水玉が並ぶ見た目を避けたい方にとってはメリットになります。
濃色車の水滴跡対策として検討されやすい
黒や濃紺などは乾いた水滴跡が目立ちやすいため、「大きな水玉をできるだけ作りたくない」という考えから親水タイプが候補になることがあります。ただし濃色車=必ず親水、ではありません。
まとまった流水では面状に流れやすい
ある程度まとまった雨や流水では、水が広がりながらボディ上を移動する親水特有の排水の仕方が見られます。一方、小雨では細かな水滴が残るため、天候によって見え方は変わります。
DEMERIT
親水コーティングのデメリット

「効いている感覚」が分かりにくい
撥水タイプは水滴が丸くなるため施工効果を視覚的に感じやすいのに対し、親水タイプは水が広がるため、洗車時に「コーティングが効いているのか分かりにくい」と感じる場合があります。
親水でも水シミは発生する
水道水や雨水に含まれる成分、花粉、黄砂、汚れなどが塗装面に残った状態で乾燥すれば、親水・撥水を問わず水シミや付着物が残る可能性があります。
洗車後の拭き上げに違いを感じることがある
水が細かな玉になって落ちやすい撥水タイプと比べ、親水タイプでは水膜が残っているように見えることがあります。大判タオルやブロワーなどを使うと拭き上げしやすくなります。
防汚性は「親水かどうか」だけでは決まらない
被膜の滑り、表面の平滑性、汚れの固着しにくさ、塗装の状態、駐車環境、洗車頻度など複数の要因が関係します。「親水=汚れない」「撥水=汚れる」と単純には分けられません。
SUITABLE
親水コーティングはどんな車・保管環境に向いている?
親水タイプが選択肢になりやすいのは、次のようなケースです。
- 黒・濃紺など、水滴跡が目立ちやすいボディカラー
- ボディ上に丸い水玉が長く残る見た目を避けたい
- 強い水弾きより、面状に水が引いていく挙動を好む
- 屋外保管で雨に濡れる機会が多く、定期的な洗車もできる
ただし、屋内保管でこまめに洗車する車であれば、濃色車でも撥水タイプをきれいに維持できます。反対に親水タイプでも、長期間洗車をせず花粉や黄砂を放置すれば汚れやシミは蓄積します。
「黒い車だから親水」という選び方ではなく、その車をどう保管し、どう洗うかまで考えることが重要です。
WATER SPOT CARE
水シミを防ぐうえで最も大切なのは、コーティング後のお手入れ
親水か撥水かを選ぶことより、日常の洗車と水分管理の方が水シミ対策として重要になる場面は少なくありません。
汚れを長期間放置しない
雨のあとに花粉や黄砂が混ざった汚れをそのまま放置すると、被膜上に固着しやすくなります。特に春先や黄砂の多い時期は早めの洗車が有効です。
鳥フン・虫・樹液は早めに除去する
これらは水の弾き方に関係なく塗装やコーティングへ負荷を与えます。見つけたらできるだけ早く、無理にこすらず除去します。
洗車後は自然乾燥させない
水道水が塗装面で乾くとミネラル成分が残りやすいため、洗車後はできるだけ早く拭き上げます。炎天下での洗車も避ける方が安心です。
定期点検・メンテナンスを活用する
自宅洗車だけで落としにくい付着物が増えてきたら、無理に強いケミカルを使う前に専門店で状態を確認するのがおすすめです。
CBF BROS POLICY
CBF BROSでは現在、親水ではなく撥水タイプをご案内しています
CBF BROSでは現在、親水タイプのボディコーティングは取り扱っておらず、撥水タイプを中心にご提案しています。
これは「撥水の方が親水より優れている」という意味ではありません。現在のボディコーティングは、水滴の接触角だけでなく、被膜の密度、艶、防汚性、洗車時の扱いやすさ、施工後のメンテナンス性まで総合的に見る必要があります。
CBF BROSでは実際の施工とアフターケアを重ねる中で、水弾きを確認しやすく、洗車時にも被膜状態を把握しやすい撥水タイプを現在の主軸としています。
もちろん、撥水タイプでも雨水や洗車水を放置すれば水シミが発生する可能性があります。そのため、下地処理・施工環境・施工後の洗車・点検までを含めて一つのコーティングサービスと考えています。
CURRENT BODY COATING
現在のCBF BROSのボディコーティング「FORCE」
現在CBF BROSでは、オリジナルのコーティングシステム「FORCE」を展開しています。FORCE 25・FORCE 50・FORCE 75Xの3グレードを軸に、求める艶、保護性能、防汚性に合わせてご提案します。
FORCEのベースコーティングでは第三者機関による耐洗浄試験も実施しており、1,400回の洗浄試験後も接触角約101°、光沢保持率98%を確認しています。こうした撥水性だけでなく、被膜そのものの保護性能や日々のメンテナンス性まで含めて設計しています。
CBF BROS COATING SYSTEM
PURE PROTECTION, TIMELESS GLOSS.
親水・撥水という一つの指標だけではなく、愛車全体の美しさと保護を考える。それが現在のCBF BROSのコーティング選びです。
FORCE 25
FORCE 50
FORCE 75XCHOOSING A COATING
親水と撥水、どちらを選べばいい?
結論として、「親水だから安心」「撥水だから水シミが多い」と水の弾き方だけで決めるのはおすすめしません。
愛車に合うコーティングは、ボディカラーだけでなく、屋内・屋外の保管環境、年間走行距離、洗車頻度、洗車方法、求める艶、予算、何年乗る予定かなどによって変わります。
保管環境
屋内・屋外・カーポートなど、雨や紫外線、花粉、黄砂にさらされる条件を確認します。
洗車頻度
自宅でこまめに洗うのか、専門店へ任せるのかで、扱いやすいコーティングの考え方も変わります。
求める仕上がり
水弾き、艶、膜厚感、防汚性、予算など、何を優先するかを整理することが大切です。
CBF BROSでは、お客様自身に先に商品名を決めていただく必要はありません。「何を選べばいいか分からない」という段階から、車両状態と使い方を確認しながらご提案します。
FAQ









